
今回のゲストは世界的建築家の鈴木エドワードさんです。鈴木さんは47年埼玉県生まれでノートルダム大学、建築学 ハーバート大学大学院アーバンデザイン建築学を卒業され現在第一線で活躍中です。
鹿児島とのご縁も深く得意のスポーツでは第10回桜島.錦江湾横断遠泳大会には選手としても参加、 雑誌「文芸春秋」誌面でも紹介していただいたり、又フィンランド航空のCMキャラクターとしての活躍などでも有名です。本職の建築設計では多くの建築設計賞を受賞され、特に人生感が変わると 言われるアフリカ、ケニアのムパタロツジやJR東日本赤湯駅舎や大曲駅舎などの建築設計等が有名です。今回はご多忙な中、鹿児島市内のホテルで観光鹿児島への提言をお伺しました。
(聞き手)
最初に建築家としての話の前にスポーツマンとしての鈴木さんも少し紹介できればと言うことで鹿児島との関わりでは3年前の桜島.錦江湾横断遠泳大会に見事完泳されました。今その募集の時期でこのパンフレットを見られると何か血が騒ぐ気になられませんか?
(鈴木さん)
そうですね、3年前に泳いだことは私にとって辛くも、楽しくもある、いい思い出です。日常的にプールで泳いではいたのですが、さすがにあの潮の流れはタフなものでした。
しかし、桜島を背に錦江湾を泳いだ後は、鹿児島への気持ちがもっと近いものになった気がしています。
(聞き手)
他にどんなスポーツをされてこられてのでしょうか?
(鈴木さん)
スポーツは幼いころよりどんなものでも大好きで、リトルリーグでピッチャーをやっていたこともあります。バスケットボールも大好きで、毎週日曜日には母校セントメリーの体育館で老いも若きもいっしょに楽しんでいます。最近は自然に囲まれた山歩きも好きです。
(聞き手)
スポーツといえば鹿児島は温泉都市でもあり(市内53ヵ所の銭湯は全て天然温泉)、スポーツリハビリなどの施設充実でもっと観光資源に生かしたらとの意見も良く聞かれます。健康というテーマで何か参考になるご提言でもあればお聞かせ下さい。
(鈴木さん)
最近の「健康志向」は、少し前の「鍛える」という概念と変わってきました。楽しく、気持ちよく、健康に、というものです。鹿児島の資源は「自然」です。「海」「緑」「温泉」を核に、自然の中の環境教育施設をつくるのはどうでしょうか?またアトピーの子供たちの治療研究施設も、医療と学校と の協力で実現できたら、資源が役に立つ具体例をつくれます。
(聞き手)
本題に入って名回も鹿児島へお越しいただき、だいぶ鹿児島が気に入っていただいているのは知っていましたが、東京から見られて観光鹿児島の最大のセールスポイントは何だと思われますか?
又建築家としてこんな鹿児島の街をつくったらというご提言でもお聞かせいただければ?
(鈴木さん)
自然です。鹿児島の緑、海、温泉、空気そのものです。この自然と言う素晴らしい資源を生かそうと本気になってみることをしなければ、鹿児島は単に日本の一地域であり続けるでしょう。
街と自然が鹿児島のように近いところに混在している、これは大変なことです。漠然と観光を考えるの ではなく、具体的なプラン、具体的なアクションこそ必要です。でなければ鹿児島は変わりません。考えることも、話すことも大事ですが、一歩踏み出すことは更に重要です。これら自然を「楽しめる、感じられる場所」をつくらなければいけません。ゆっくり時間が 過ぎる、そのことを楽しめる快適な場所づくりです。
また、人々が「通り過ぎる」のではなく「集う」場所をつくることも大切なことだと考えています。「通り過ぎる賑わい」ではなく「集う賑わい」を創出することが、街の楽しさを創り出します。
(聞き手)
最後にいつもこの欄にご登場頂く方に最も好きな鹿児島の観光スポットとその理由をお聞かせいただい ております。是非鈴木さんのお薦めをご紹介ください。
(鈴木さん)
鹿児島を一望でき、外の空気にふれていられる城山の上にあるレストランの庭が大好きです。桜島の展望はもちろんですが、緑の中、爽やかな風が吹きぬける場所でおいしい食事をしたり、お茶を 飲んだり、お酒を飲んだり、、、このような場所をもっともっとつくってほしいと思います。海や自然、 風、空気を感じるそのことが贅沢な時代だと思います。
空港から程近い山の中でも自然にこころゆくまで浸ることができました。山で採れる野生の栗や山菜、 なかなかのものです。両方とも東京に戻ると、空気そのものが懐かしく、また行きたくなります。あちこち観光する事より、鹿児島は「滞在」そのものを楽めることが魅力です。
(聞き手)
お忙しい中、誠にありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
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