マーケティングコンサルタント西川りゅうじん氏
(聞き手)
大学時代旅行会社の添乗員のアルバイトで、鹿児島に何回も来られたそうですが、最近
日本文化デザイン会議の仕事の都合でよく来られる鹿児島の印象は変わりましたか?
(西川さん)
鹿児島の顔が見えてきた気がします。昔のアルバイト時代の添乗の経験や
又鶴丸やラサール卒の同級生や友達も多く昔から鹿児島には愛着がありました。
今回デザイン会議の仕事で鹿児島に住んでいる方々と数多くお会いして、益々その思
い入れが強くなり。
より鹿児島を肌で感じられるようになりました。
(聞き手)
この号はその文化デザイン会議の直前の10月始めに出ますのでその意義なり、魅力
なりを ご説明いただけませんですか?
(西川さん)
幕末維新に今の日本の原形を造ったのは鹿児島の人達です。
その日本が何処へ行くのか?どうするべきなのか?今皆わからなくなっています。
今こそ幕末の志士ならぬ、1000年に一度の世紀末の志士が鹿児島から出てくる、
あるいは
出てこなくてはならない時代です。時代が変わろうとするとき、必ず鹿児島が動いて
きました。
全国の志のある人達と、江戸の人達と、あるいは上方の人達と連携したりして、
今またその時代が来たのではないかと思います。
日本文化デザイン会議は一言で言うと文化人の国体です。伝統芸能から最先端技術
インターネットから匠の技まで、大学教授からコピーライターまで、各分野を代表す
る文化人が 大挙して来ます。
その人達を触媒にして、地元鹿児島の人達が皆一緒に何かを、21世紀に種を蒔くき
っかけに
なればと思います。それにはやはり参加しないと解りません。是非一人でも多くの方
に参加して いただきたい。
それにいつの時代も結局は人と人の出会いが世の中を動かして来ました。会議を通じて
鹿児島の人達が文化人と個人レベルで多くの出会いを作って欲しいですね。
(聞き手)
今回は私達が直接携わっている観光の問題でお聞きしたいと思います。
最初に今日も観光地を少し案内して、鹿児島の観光の最大のセールスポイントと言うか
売りは何だとお考えですか?
(西川さん)
それは広い意味での心と体の健康です。私自身、黒酢、黒豚、焼酎、と大好きです。
色、自然、
温泉、水、空気海に山、歴史と風土。最近癒しとかヒーリングとか言われますが、鹿
児島は種子、
屋久、奄美を含めて全てが健康につながる。心と体の洗濯が鹿児島ではできる。
それは「かごしまセラピー」とか「サツマセラピー」とか呼んでいます。
(聞き手)
ただ良く言われるのが、せっかくの良い物もPRが下手だったり、利用しにくかった
り、例えば
県産品の良い商品も県外ブランドにして売られたりしている実態がありますが?
(西川さん)
大事な事はマーケテイングのマインドを持つ事です。良いものを造ろうとする努力と
同時に
そのものを知らそうとする努力この2つの作業が両方必要です。
今まで鹿児島は余にも恵まれ過ぎていて、素晴しい資源や、資産を持っていて何もし
なくても
良かったり、少しの努力で事足りていたのですが、今後はそうは行きません。
日本人の人口も減少し最悪のシナリオでは、2100年には7000万人位になる可
能性があります。
例えば中国本土からの一般人の旅行が解禁になりますが、当然鹿児島と言っても中国
の人が皆
知りませんので知ってもらう努力が多いに必要になると思います。
良いものを造り続けようと言うマインドが全員に必要なのと同時に大きな流れも造っ
て行かないと行け ない。今はある物は何でもあってもなくても良いものばかりです。
携帯電話もインターネットもなくても生きていける。
物質的に豊かになったが心が満たされない。
真ん中にポツカリ穴が空いている。この物質飽和の時代にその穴を埋める物、つまり
感動を求めている。
その感動を創造していく事が大事です。その感動を創造するにはそれに携わる一人一
人が感動する
心を持つ事が重要です。面白がる。興味を持つ。
それを人に伝える喜びを持つ。そんな事が最も大事だと思います。
(聞き手)
そういう意味では鹿児島県民が案外鹿児島を最も知らないのではないかと思いますし
、もっと
理解してもらう努力は鹿児島県民から始めるべきかも知れませんね。
(西川さん) まさに、灯台下暗し!
(聞き手)
それでは最後にいつもこのコーナーのゲストに鹿児島の最も好きな観光スポツトとそ
の理由を 聞いているのですが?
(西川さん)
今まで行ったなかでは屋久島や枕崎には大変感動しました。
鹿児島は自然の素晴しさと同時に、街場の面白さが以外に知られていないと思います。
ウマイ物を食して、身体の底から喜んで、人と焼酎を酌み交わす。そんな部分も大き
な魅力ですし、 大事にして欲しいですね。
(聞き手)
今日はどうもありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
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