サツマハオリムシの生態
表紙の写真は、目も口も消火管も肛門さえもなく、噴出する硫化水素を栄養素として桜島近くの海底で群生しているサツマハオリムシです。生命は太陽の恵で生かされています。太陽は植物に光を与えて光合成を行わせ複雑きわまりない食物連鎖をささえています。海の生命のエネルギーも太陽であり、海藻も魚もサンゴやヒトデ、ゴカイさえもその食物連鎖の根元を断ち切られたら、生きてはいけません。ところが例外がこのサツマハオリムシです。外から見ることが出来るのは、管から突き出したえらだけですが、血液で赤く見えます。管の中は羽織状の筋肉、そして残りは全て心臓や血管などを包む栄養体です。その栄養体の各細胞にたくさんのイオウ酸化細菌を共生させています。この細菌はまったく有機物の無い環境であっても硫化水素があれば繁殖する奇妙な細菌です。生命誕生の謎にも迫るこのサツマハオリムシはかごしま水族館で世界初の展示になります。是非一度ご覧下さい。
「世界自然遺産の島−屋久島の水の生きものたち」
展郡青の黒潮の海から一気に2000メートルの洋上アルプスがつながり、沸き上がる大量の雲が豊かな雨を降らせ深い森と千年の巨木を育む。地球上の生命を潤す大循環が繰り返されている島、屋久島。世界自然遺産会議に合わせてかごしま水族館ではナチュラリスト憧れの島屋久島の「水の生き物たち」展を今年1月2日から5月28日まで特別展示で開催しています。
いおワールド
かごしま水族館
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