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鹿児島観光コンベンションニュース
サザン ウインド(南の風)
2000.7月発行

(財)鹿児島観光コンベンション協会
E-Mail to kcvb@d1.dion.ne.jp

この人からの提言

 
  目次
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関ヶ原400年
この人からの提言
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加来耕三氏歴史家・作家    加来耕三氏

 今回のこの人に聞くは,来る8月22日(火)「観光とコンベンション推進の集い」の講演会で講師をお願いした歴史家、作家の加来耕三さんです。多くの著書の作品の中に出てくる薩摩人に対しては、いつも愛情を持った目で観てもらっている事は皆様ご存じの通りです。今年は関ヶ原から400年という事で、ここ鹿児島も多くのイベントが予定されていますが、当協会と しても加来先生の講演を通じて、島津義弘公の偉業を見直してみたいと企画しました。特に勇猛果敢な敵中突破から後の戦後処理にみる一連の動きは、現在の我々にも多くの示唆を与えてくれるものと思います。当日の講演ではその当りの話を中心にお話いただく予定ですが、今日はその他の感想や鹿児島に対する思いをお伺しました。

(聞き手)最初に先生と鹿児島の関わりをお聞きしましょうか

(加来さん) 私は関西の出身です。大阪には鹿児島村と呼ばれる地域がたくさんあるのです。その地区すべて鹿児島 出身者、で鹿児島弁で話し、鹿児島の産物が溢れてあちこち鹿児島の雰囲気が漂っています。そんな地 区の近くで育ち、母も九州(大分)でしたので、鹿児島には愛着があります。又友人も鹿児島には多く、2ヵ月に一回は訪ねていますし、もう100回は鹿児島へ出かけたのではないでしょうか?

(聞き手)道理で詳しいと思いました。では先生の感じる鹿児島の歴史の面白さとは何ですか?

(加来さん) まず歴史上の鹿児島人の面白さです。色々、個性的なタイプの人が多いこと。そしてバランス感覚が大変優れていて、大局的な見方ができる。熱く燃えているようで、冷めた目で見ているといった感覚や、西郷、大久保に代表される、下からはい上がって来るダイナミズムな行き方など、関西人にはよく理解できる親しみやすさを感じます。ただ残念なのは、今の鹿児島にその当りの元気さ が感じられないのが少し寂しいような気がしますが......

(聞き手)その辺は当日の講演で伺う事として、100回以上も来鹿しておられるので是非、観光客に奨めたい薩摩料理等もご存じなのではないですか?

(加来さん) 私は酒寿司(春告げ寿司)が好きです。キビナゴ(県の近海でとれる小魚)の酢味噌の刺身もおいしいし、黒豚のしゃぶしゃぶと焼酎も美味しい。そして人情鹿児島に行くと、私の友人達は、皆親切で一人一店づつ案内してくれるので、夜の天文館を何店も回り、なかなかホテルには帰してもらえない 
  −−−笑い−−−
鹿児島には、黒豚、黒酢に焼酎、お茶、牛肉など、全国に誇れる健康食品が多いですよね。せっかく良い財産を持っているのだから、かつての島津のようにアジアや世界を意識した視野で健康立国薩摩としての、きちんとした戦略を持って臨めば、もっと知ってもらえて広がりが出ると思いますよ。

(聞き手)このコーナーのゲストには、最も好きな観光スポットをいつも伺っているのですが?

(加来さん) やはり桜島です。桜島はどの角度から見ても美しい。特に見慣れている鹿児島市から見た桜島は皆さんご存じだが、逆の大隅半島からや横の国分側からみても雄大で美しいですね。私はそれと鹿児島市内の銅像.石碑めぐりなども奨めたい一つですね。

(聞き手)市内を巡回するレトロ感覚のシティビューで回るお客様は多いですよ。

(加来さん) 鹿児島の西郷さんは軍服姿で上野のイメージとも違うし、西鹿児島の「若き薩摩の群像」や「大久保利通」の銅像など歴史を思いつつ眺めるのは楽しいですよね。それに鹿児島の良さの一つに、黎明館や維新ふるさと館、あるいは磯の仙巌園など、郷土の歴史の偉人を顕彰する施設があるのは大変良い事だと思います。ここまで歴史教育がきちっとできている県は他にないですよ。歴史を学ぶと言うことは、昔は良かった とか、あーだったこーだった言うのでなく、昔の良さを現代に活かすにはどうすれば良いかを考える事だと思います。

(聞き手)今回の講演(8.22)を楽しみにしております。今日は忙しい中どうもありがとうございました。

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