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所在地:城山町コース全長:約2キロ城山標高108メートルの小さな山だが、人口56万人の鹿児島市の中央に鎮座して鹿児島人には信仰の聖地のような存在になっている。観光やコンベンションで、もし鹿児島を訪れる機会があれば一人でも楽しめるちょっとした歩くエキスカーションとして是非お薦めしたい。今回は鹿児島人の心の故郷とも呼べるその城山を誌上にて案内致します。
城山は地質学的に言うと、姶良火山のすそ野の一部です。火山の噴き出した火山灰からできたのがシラス土壌、そして火山の中央部が陥没してできたのがカルデラ(錦江湾)陥没後新しい火山活動を起こし、海底から吹き上げてきたのが桜島です。
歩いての登山ルートにはいくつかありますが、今回は照国神社の横から登って近代文学館・メルヘン館の裏を通り更に黎明館裏を進むコースと、薩摩義士碑裏から登っていく代表的な2つのコースを紹介します。
まず、最初のスポットは劇にも紹介された
木曽川治水事業犠牲者80余人を祭る
薩摩義士碑です。
次に登山道入口にある「近衛の水」です。
亨保八年(1724年)に作られた上水道施設で
日本水道施設上注目すべきものの一つに数えられています。
更にゆっくりとした坂道を登るとすぐに
城山が植物の宝庫であることがわかります。
特にクスの大木の群生は日本の生物学の中でも
非常に素晴らしいと世界的植物学者からも紹介されました。
クスの他にも常緑広葉樹のシイ、シダ類やバクチノキ(ばら科)
ショウベンノキ(ミツバウツギ科)、バリバリノキ(クス科)など
珍しい名前の木や亜熱帯の樹木が見られ、まさに「緑の缶詰」の
名前にふさわしい500種類以上の植物に恵まれています。
登山道の中程を過ぎ、山頂近くに城山最初の文学碑
「我が祖父も我が父も従いきみ命の山に立ちて涙す」
安田尚義(若山牧水と同郷の歌人)があります。
ほどなく山頂展望台です。
ここからは桜島に錦江湾、鹿児島市街地などが一望できます。ゆっくりと見学しながら、大人の足で往復1時間半で充分楽しめるこのコースに今度、鹿児島市にお越しの際は是非チャレンジしてみませんか?
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